変える?活かす?KENPOU9条。じりじり、かんがえよう。               (右写真は、アフガンの女の子♪)


by mahouno9
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集団的自衛権「9条は行使認めず」 大津で元内閣法制局長官
( 2014年09月23日 京都新聞)


元内閣法制局長官が現行憲法の要点や
立憲主義、歴代政府の憲法解釈などを通じて
集団的自衛権行使容認の問題点を語る
講演会
が23日、大津市におの浜1丁目の
ピアザ淡海であった。
約200人が聞き入った。


 集団的自衛権行使を容認する
憲法解釈変更が7月に閣議決定されたのを受け、
滋賀弁護士会(事務局・大津市梅林1丁目)が催した。
「政府の憲法解釈と集団的自衛権」と題し、
元内閣法制局長官で弁護士
の阪田雅裕さん(71)が講演した。

 阪田さんは「今の憲法9条のもとでは、
集団的自衛権が行使できるという
読み方は難しい」
と述べ、
「法治国家、立憲主義として
現状を維持すべき」と話した。
その上で、「日本を取り巻く安全保障環境が
変化しているため集団的自衛権の行使容認が
必要」とする政府の説明に疑問を呈し、
「解釈変更をなぜしなければならないのか。
もっと正面から国民レベルで議論する必要がある」と強調した。

 一方で、現政権がこれまでの憲法9条の解釈を踏襲し、
「集団的自衛権行使を限定的に位置づけた点は
、多少の譲歩がうかがえる」とし、一定の評価を示した。

 質疑応答では、弁護士会が閣議決定の撤回
を求める方針を打ち出しているのに対し、
阪田さんは「撤回を求めるのではなく、
閣議決定の内容をきちんと守っていくのかを見定める
のが今後のテーマ」と訴えた。
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# by mahouno9 | 2014-09-23 00:39 | 集団的自衛権

非武装日本に可能性 紛争に和解の種をまく 伊勢崎賢治さん(東京外語大教授)

(東京新聞 2014年2月15日)


 東京外語大にちょっと変わった講座がある。
「平和構築・紛争予防講座」だ。
その教授の伊勢崎賢治さん(56)から昨年暮れに連絡が来た。
インドとパキスタンによって長年分断されてきた
紛争地カシミールに行き、印パ両国が
それぞれの支配地域に設けた大学を結ぶ
コミュニケーション・システムをつくるという。


 机上の学問ではない。
第二次大戦後に両国がイギリスから分離独立し、
カシミールをめぐって戦火を交えてきた中で初の試み。
世界有数の危険な地帯に和解の種をまく試みなのだ。
無事帰国の報を聞き、東京都府中市の大学を訪ねた。


 「今回、二つの大学をオンラインで結ぶことができました。
これを利用して、最初は研究者、
その次には学生や社会活動家の交流を始めたい。
分断され、弾圧されてきた現地の人々の間に、
まずは穏やかな対話と合意を築きたいんです」


 一九五七年東京都出身。
早稲田大の大学院で都市計画を研究し、
インドの貧困地区で人々の生活を改善する
市民運動に参画。
後にアフリカ諸国で開発援助に携わる。
さらに東ティモールやアフガニスタンなどで
戦乱後の秩序の回復や武装の解除
といった困難な任務に就き、成功させた。


 自ら称して「紛争屋」。
『紛争屋の外交論』(NHK出版新書)など数々の著書は、
異国の混乱の中で模索し続けた「平和」の重みを伝える。
その人は今、日本にとって最大の“紛争”である
中国との軋轢(あつれき)をどう見ているのだろう。


 「日本は中国を尖閣諸島を通してしか見ていないでしょう。
でも世界での立ち位置を見ると、
中国はアフリカをわがものにした。
資源を目的に八〇年代から長期的に支援してきた成果です。
一方でパキスタンとスリランカには軍港を造り、
外交上の敵であるインドの封じ込めにも成功した。
今やアメリカと並ぶ超・超大国で、
国力でも戦略でも日本みたいに小さな国
が対抗しようと思うのが間違い」


 一部のメディアがあおる中国の脅威や
開戦の可能性については否定的だ。


 「中国との全面戦争は考えられない。
局部的な武力衝突の可能性はあるかもしれないが、
だいたいアメリカがやらんでしょう」


 尖閣問題で無用に感情的になっては国益を損なう。
アメリカ陣営の一員として緊張感を保ちつつ、
中国が「ちゃんとした超大国」になる道をともに考えよう。
世界の紛争を目の当たりにした人はそう提言する。


 そんなことで日本が守れるのかと思う人もいよう。
もちろん伊勢崎さんも国を守る方法を考えている。


 集団的自衛権の行使だ。
だがそれは、政治家たちがいま盛んに口にする
武力による軍拡路線とはまるで違うのだ。
「極言すれば非武装の、火力によらない集団的自衛です。
それは先進国の共通課題である対テロ戦争において、
決定的な対処法になり得る。
しかも世界の中で、日本がいちばんできる可能性がある」


 注目するのは、アメリカの対ゲリラ戦略。
テロの温床となる地域の民衆を銃で屈服させるのでなく、
文化の力でアメリカに憧れさせ友好的な政権をつくるというもの。
「でも、世界中で戦争をして嫌われてきたアメリカ
にはそれができない。そこにうまくはまったのが
アフガニスタンでの日本でした。
そこに日本の潜在的な能力があるんです」


 アフガン戦争で日本はアメリカの同盟国ながら、
武力介入はしなかった。
憲法九条のもと「撃たない自衛隊」を持っていたためだ。
それが現地の軍閥に「平和国家日本」という好イメージをもたらし、
日本主導の武装解除につながった。


 その際、日本政府代表として陣頭に立った。
だから「戦争はしない」と宣言する九条がもたらす国益を、
身をもって知っている。


 「テロと武力で敵対するのでなく、
テロが生まれる根源の問題に関心を寄せて[
非武装で対処する。日本ならそれが可能です。
それによって世界の安全保障に寄与できるし、
ひいては日本の安全にもつながる。
しかし解釈改憲で武力による集団的自衛権を認めれば、
九条の意味はなくなり、日本の潜在能力
をむざむざと消してしまう。それはアホなことですよ」 (三品信)
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# by mahouno9 | 2014-02-15 01:52 | 9条
国家安保特設置を強行 NSC・秘密保護法付託狙 衆院本会議 共産党は反対

( 新聞赤旗  2013年10月18日 )


 衆院本会議は17日、
国家安全保障特別委員会の設置を、
自民、公明、民主、みんな、維新など
の各党の賛成多数で可決しました。


日本共産党、生活、社民の各党は
反対しました。

同特別委は「国家安全保障に関連する諸法案
を審査する」とされ、
政府・与党は、
国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案と
秘密保護法案を
同特別委に付託しスピード審議
を狙っています。



 日本共産党の佐々木憲昭議員は
本会議に先立つ議院運営委員会で、
環太平洋連携協定(TPP)について
議論するための特別委員会設置など
野党側の要求を
ことごとく無視した与党側の姿勢を批判。





前国会ですでに内閣委員会に付託されている
NSC設置案を
国家安保委に付託替えすること
も暴挙だと指摘しました。





 佐々木氏は、
日本版NSCは、
集団的自衛権の行使を前提に
米国との安全保障上の緊密な連携
を図るための組織
であり、
秘密保護法案は、軍事・外交をはじめ
国政の重要課題を国民に隠し、
その危険性を指摘し批判する言論
を封殺するもの
だと強調。





「『知る権利』や『取材・報道の自由』
を書き込んだとしても、
法案の危険性は払拭(ふっしょく)できるものではない」と
批判しました。



 民主党は、自民党が民主党提出の
情報公開法案を国家安保特委で審議
することを確約したことを理由に、
同特別委員会の設置を賛成しました。
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# by mahouno9 | 2013-10-18 11:23
集団的自衛権行使の容認 歴代長官異議あり 憲法解釈の信頼損なう
(2013年8月30日 新聞赤旗)


 安倍内閣が解釈改憲で強行しようとしている
「集団的自衛権」行使の容認について、
政府の憲法解釈を国会で答弁してきた
内閣法制局長官経験者から批判や異論
が相次いでいます。



世論調査で国民の多数が「集団的自衛権」行使容認
に反対しているのに加え、
与党内からの異論にも直面し、
安倍内閣は深刻な矛盾に直面しています。


 「集団的自衛権」は、「自衛」とは無関係
の概念で海外での武力行使を可能とするもの。
大国が侵略や軍事介入する際の口実に使われてきました。

歴代政府もその行使は
「憲法上許されない」としてきました。


 安倍内閣はこれを可能にするため、
憲法解釈を変更したうえ、
安全保障基本法で裏付けようとしています。

憲法研究者の小沢隆一さんは
「解釈改憲は裏口入学のようなもの。
そのうえ安全保障基本法をつくって
集団的自衛権を行使できるようにしようというのは、
いわば立法クーデターです」と指摘します。


 この解釈改憲に異論を表明したのが、
阪田雅裕(まさひろ)、山本庸幸(つねゆき)、
宮崎礼壱(れいいち)の法制局長官経験者の3氏。

この間の記者会見や新聞社のインタビューなどで
解釈変更は「難しい」「できない」
などと明言しています。


 阪田氏は第2次・第3次小泉内閣時の長官。
「朝日」(9日付)で「集団的自衛権の行使とは
海外で戦闘に加わるということだ」と指摘。

「集団的自衛権の問題は日本国憲法の三大原理の一つ、
平和主義に関わる。…(国会の憲法論議の)蓄積
を無視し、今までのは全部間違っていた
ということがあっていいのか」と語っています。


 今年8月まで長官だった山本氏(最高裁判事)
も20日の会見で「今の憲法の下で半世紀以上議論され、
維持されてきた憲法解釈であり、
私自身は難しいと思っている」と発言。

第1次安倍内閣時の長官だった宮崎氏は
時事通信のインタビュー(27日)で
「(解釈変更は法律上)ものすごく、根本的な不安定さ、
脆弱(ぜいじゃく)性が残る。
やめたほうがいいというか、できない」と語っています。


 海外の法制機関に詳しい
鹿児島大の横大道聡(よこだいどうさとし)准教授は
「仮に法制局が安倍首相のいいなりに
憲法解釈の変更を認めてしまえば、
憲法解釈の信頼性が根本から失われてしまうので、
容易にのめる話ではありません」
と指摘します。
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# by mahouno9 | 2013-08-30 01:04 | 集団的自衛権
特集ワイド:憲法よ  作家・作詩家、なかにし礼さん
(毎日新聞 2013年08月29日)


 <この国はどこへ行こうとしているのか>

 ◇時代こそ間違っている−−
作家・作詩家、なかにし礼さん(74)


 ◇国家を国民の上に置く自民党改憲案、
死を人ごとだと思っているのか



 ジャケットの内ポケットに手を入れ、
取り出したのは手のひらサイズの日本国憲法
の小さな冊子だった。

作詩家にして直木賞作家のなかにし礼さん
が最初に引用したのは前文でも9条でもなく、
基本的人権の本質を規定した97条だった。


「『この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、
人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果
であって、過去幾多の試錬に堪え……』。
素晴らしい一文じゃないですか。
ところが自民党の改憲草案では、
この部分がすっぽり削除されている。

現憲法の最高法規性を平気で無視
しようとしている」


 「天使の誘惑」「北酒場」「石狩挽歌(ばんか)」
など数々の名曲を生み出した人が今、
改憲の動きに警鐘を鳴らしている。
自らのコラムで「憲法を守る気がないのなら、
さっさとバッヂを外しなさい」と国会議員を
激しく糾弾した。なぜそうまで?


 「現憲法は主権者が国民であることを明記している。
しかし改憲案には
『全て国民は、この憲法を尊重しなければならない』
とあり、国家を国民の上に置こうとしている。
おこがましいにもほどがある」



 国家への不信が原点にある。
旧満州の牡丹江市(現中国黒竜江省)で生まれ、
7歳になる直前に終戦を迎えた。
その4日前、ソ連軍部隊が間近に迫り
牡丹江駅には避難しようとする
日本人市民であふれていた。
だが、旧満州を守る日本陸軍の精鋭といわれた
関東軍は市民を置き去りにし、
夜の闇に紛れ軍用列車で逃れた。


 関東軍だけではない。国もまた旧満州の居留民を見捨てた。
<ポツダム宣言を受諾したがゆえに日本は、
国境外には力を及ばすことが出来ない、
そして日本は近来に無い飢饉(ききん)である。
ゆえにあなた方を養い難し>。
引き揚げを待っていた居留民に届いた
日本の外相名の通達の内容を知り、
絶望のふちに沈み嘆く大人たちの姿が焼きついている。


 声のトーンが上がった。
「最近も某政治家が『国民の基本的人権が破られたときに、
誰がそれを守るのか。国家です』なんて発言
していましたが、何をばかな。

国が国民を守らなかった事例など山ほどある。
沖縄戦でもそうだったし、
国策によって造られた福島第1原発の事故
で多くの人たちが古里を追われている現状だって。
所詮、国家は個人の集合体がつくり上げた
一つの概念に過ぎない。
そんな不完全なものの権力を監視し、
制限するためにあるのが現憲法なんです」




 戦時下は多くの作家、芸術家が国家に協力した。
歌で戦争を美化し、兵士を鼓舞した。
童謡「赤とんぼ」「兎(うさぎ)のダンス」
で知られる音楽家の山田耕筰は
戦前から戦中にかけて軍歌
「肉弾三勇士の歌」や
「米英撃滅の歌」を残した。

敗戦後の国民を勇気づけた「リンゴの唄」を作詞した
サトウハチローも「敵の炎」で
「憎き翼がけがす 祖国の蒼天 
怒り心に沸き立ち 握る拳ぞ」と書いた。

「芸術家はどんな時にも最高の作品をつくろう
と力を尽くす。しかし、その作品にあおられて
大勢の若者が戦地に赴くことへの想像力が欠けていた。

芸術とは自ら発想して生み出すもので、
『国家のため』というのは根本的に誤っている。
御用作家はすでに芸術家ではありません」


 人類普遍の原理と理想が書かれた現憲法は
「作家の目線で見ても哲学的、文学的な名作」と評する。

「憲法が時代にそぐわなくなっている」
との改憲派の批判を真っ向から否定した。
「逆です。そんな時代の方こそ否定し
、時代というものを説得していかなければいけない。
現憲法は理想を語っているのだから、
その理想を達成するために全力を挙げるのです」

 時代を切り取ってきた作詩家だけに
「戦後レジームからの脱却」という乱暴な言葉が許せない。
「私は戦後の繁栄をむさぼってきた人間」
と自嘲しながらも
「平和だった戦後のどこがいけないのか。
戦後に対して失礼だ」と憤る。


 改憲派への鋭い批判が
「結果として自分の活動範囲を狭めることは分かっている」と言う。
しかし今の日本は昭和初期の日本にあまりに似ていないか。
軍国主義が戦争をたくらんでいるような、
どんよりと暗雲がかかった時代の空気を
ひしひしと感じている。


 2012年2月。
食道に4センチほどの腫瘍が見つかった。がんだった。
著書「生きる力 心でがんに克(か)つ」(講談社)
に心境を記している。
「病に伏して、眠られぬ夜がいくたびかあった。
後悔と不安、あきらめと絶望。
私は従容として死におもむくべしと、己に言い聞かせる。
と同時に昨日まで暮らしていた世の中が
蜃気楼(しんきろう)のように、おぼろに遠のき消えていく。
その現実感に慄然(りつぜん)とする」


終戦時、何度も死線をさまよった。
牡丹江市を逃れる日の午前、
ソ連軍機の爆撃を受けた。

爆撃機の胴体から「鹿のフン」のような物体が落ちてきた。
その形がはっきりと爆弾とわかった直後、
爆風で吹き飛ばされた。

乗り込んだ軍用列車はソ連機の機銃攻撃にさらされた。
目の前にミシンをかけたように
機銃掃射の線ができ、撃たれた人が
ドス黒い血を流して倒れるのを目の当たりにした。
だが、そんな経験をしても死への現実感はなかった。
「それはあくまでも偶発的な、
他人に起こった出来事でしかなかった。
死というものを意識したのはがんになってからが初めて。

そばにいる妻でさえ私の葛藤を心から理解
はしていないのではないか。
戦争で人が死ぬということに
現実感覚を持つのはそれだけ難しいのです。
その感覚があれば誰も戦争しようなんて発想は出てこない。

あえて戦争への道を切りひらくような憲法
に変えようとするのは、
死を人ごとだと思っている証拠に他ならない」


 心臓に持病を抱えており、手術には耐えられないと思った。
他の選択肢として抗がん剤、放射線があったが、
それらも体への負担は大きい。
医師を次々あたってようやく探し当てたのが
体への負担が少ない放射線治療の一種、陽子線治療だった。
がんを消し去り、告知から約8カ月後には
仕事に復帰した。

 がん治療を乗り越えたことを
「生まれ変わった」と表現した。
だからこそ憲法について語り続ける。
「がんから運良く生き残ったのだから、言いたいことを言う。
いや、言うべきことを、ですね。
人を死なすためじゃない、人が生きていくために
憲法はあるのだから」

 「生きていきましょう」。
帰りがけに投げかけられた何気ない一言。
その重みが胸にずしりと響いた。【庄司哲也】

  ◇

 

 ■人物略歴

 ◇なかにし・れい
 1938年生まれ。立教大在学中にシャンソンの訳詩を手掛け、
64年「知りたくないの」のヒットを機会に作詩家に。
日本レコード大賞を3回、同作詩賞を2回受賞。
2000年に「長崎ぶらぶら節」で直木賞。
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# by mahouno9 | 2013-08-29 01:17 | 憲法